骨盤が大事と言われる理由

世間では、骨盤が大事と言われていますがなぜ大事なのかを説明します。

骨盤は、建築の世界では有名な『アーチ構造』と呼ばれる石を用いて橋や門を作る時の構造に似ています。アーチの頂点になる部分をキーストーン（要石）と言いそれを最後に組み込む事によって完成され、上からの圧力に強い状態になります。

このアーチ構造を人間の骨盤に変えて説明すると骨盤は、左右の腸骨と真ん中の仙骨の３つの骨で構成され、真ん中の仙骨がアーチ構造で言うキーストーン（要石）の役割をしています。その為、人間も上からの圧力（重力）に強く上半身を支えるのに重要な土台部分になります。

このアーチ構造が崩れ土台が不安定になってしまうと肩こりや腰痛や膝の痛みと身体の各所への不調に繋がってしまいますので、骨盤は身体を健康に保つのに大事だとお伝えしています。

気をつけたい事

次に骨盤のアーチ構造を崩さないように気をつけなければいけない事をご説明します。

先にお伝えしたアーチ構造ですが、アーチ構造は上からの圧力には強く出来ていますが、下からの衝撃には弱く簡単に崩れてしまいます。この下からの衝撃を日常生活な中で例えてみます。

①尻もちをつく

②椅子に座る時にどすん！っと座る

③床に直接お尻をつけて座る

④自転車、バイク、トラックなどお尻に振動が伝わる乗り物

例に挙げた中で④番の中にある自転車は、健康の為に良いと言われていますが骨盤にとっては良くない物になっています。

実際に、競輪選手は普段から身体を鍛えていますが腰痛持ちの方が多いと言われています。

では、①〜④番に対してどのように気をつけて方が良いかご説明します。

①番→転倒予防の為に足元に注意をする又は、しっかり歩けるように身体を動かす。

②番→椅子に座る際はゆっくりと座るように意識をする

③番→椅子に座るようにする

④番→段差を通過する時はお尻を浮かす。お尻に衝撃が伝わらないようにクッションを入れる

このように少し骨盤を崩さないように意識して頂けるとお身体にの不具合の予防に繋がりますので、覚えておいて下さい。